究極のレストラン 湯島 『鳥栄』

2年越しの念願叶って、湯島の鳥栄におじゃました。
「東京最高のレストラン」という本で、“究極のレストラン”と森脇慶子さんが書いておられて、ずっと憧れていたお店。
こちらの予約の難しさは、食べログなどで承知しておったが、いざ自分が行こうとなるとまた格別。
この店は、この店に行くためにずっと前から準備し、その為だけに訪れるという意味では、ミシュランで言う所の、正しく三ツ星の料簡を満たす店である。
ここはこの価値を解る、グルメな友「Y」と共に。
上↑の外観写真をご覧下さい。
昨年数ヶ月かけて、全面改装したので、他の方の過去の写真と比べて外壁・建具等、木の部分が新しく、明るい印象になっているでしょう?
中に入ると、玄関から階段にかけても、白木が眩しい。

室内もこんな感じでピカピカ。
特製ちゃぶ台は以前からの物であろうか、年季の入った質感だ。
(6時の予約で、一番乗りだった為、女将さんに許可を取り、パシャパシャ撮れた!)
メニューは鳥鍋のコース一本のみである。

お肉が運ばれて来る。美しいお肉だ。
ムネ・モモ・砂肝・レバー
お肉以外は、豆腐と葱のみのシンプルさ。

最初は女将さんが作って下さる。
炭火の上に鉄鍋、濁りの一点もない澄んだ鳥のスープが注がれる。
御自分で、鳥のスープ(ガラにしろ、丸鶏にしろ)を取った事のある人ならば、解ると思う。
こんなにクリアな、油分の一滴も浮いていない、しかも味の濃いスープは流石プロのお仕事。
後で女将さんにお尋ねしたところ、軟骨など、色々な部位を使ってスープを取っているのだそう。
お肉の表面の色が変わったところで、大根おろしをつけて頂く。
先ずは、ムネ。
う、美味いで御座います。本当にムネですか?これ。
砂肝、レバーと食べ進み、モモ。
どれも、香り・食感・味、明らかに違う。
大食い「Y」と一緒だと、「旨い、旨い」とペロリと肉を完食する。
女将さんによると、これもこだわりの葱。
これは、肉と違って、じっくり火を入れて食べた方が美味しい。
つくねの前に、更に肉と野菜のエキスが滲み出したスープを塩で味わう。
肉やお葱を鍋で煮ていて、思ったのだけど、何故にこの店は、炭火で鍋なのかということ。
鍋を熱するという間接的な加熱ならば、炭でなくても良さそうなものだと思うでしょう?
ところが、実際に見て驚いた。
ご存知の通り、炭火は非常な高熱な筈なのに、その上に掛けられた小さな(多分20cm強)鍋が、熱し続けても、決して噴きこぼれたりしない。
穏やか〜にスープが細かい泡を立てているのだ。
女将さんにお尋ねすると(色々尋ねて、うるさい客だね!w)
「理由はわかりませんが、昔からこの様にしておりますので・・・」という、なんとも老舗らしい奥深い控えめな御言葉。

そして、つくねの登場〜!
他の皆様が書いていらっしゃる通り、階下から、延々「トントントントン」つくねを叩く音が聞こえてきていた。
葱と肉のみを、叩いて叩いて叩きまくって出来た、このつくねは、ト〜ロトロ。
今まで食べたことのあるつくね達と、ぜんぜん違う。
このつくねの登場で、もっともっとイケルと判断した私たちは、肉1人前とつくねを2人前を追加!
ビールから、冷酒へと酒も進む。
お酒は、燗と冷酒はそれぞれ一品のみだった様に思う。
冷酒は(確か菊正宗だった?)純米吟醸。
6月末の訪問、幸いその日は涼しい日だったが、窓を開け放しても、炭火を前にすると飲み物が進む進む。
追加の肉やつくねもペロリと平らげ、〆のスープ掛けご飯と香の物。
これだけ肉を食べた後のスープで食べるご飯。
お櫃のご飯、危うくおかわりしそうになるほどの美味しさ。
嗚呼、わらわは満足じゃ。
帰りは、これまたお見送りして下さった女将さんに
「この辺で、この後飲みに寄るのに良いお店ご存じないですか?」とお尋ねした。
お店の皆様も行かれるという、同じく湯島の老舗なBar『EST!』へ!
それは、また後ほど書きましょう。
店名 鳥栄
最寄り駅 湯島
住所 東京都台東区池之端1-2-1
電話 03-3831-5009
定休日 日曜・祝日
営業 17:00〜21:00
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